恐怖!自転車動かしババアの巻
高校生の頃の話だ。その頃は実家暮らしでマンションに住んでいた。
学校から帰宅し、駐輪場のドア近くの場所に自転車を停め帰宅。そう、それが事件の始まりだとは知らずに…。
次の日の朝、駐輪場に向かうと昨日置いた場所に自転車がない。いや、自転車はあるが知らない自転車だ。おかしい。俺の自転車はどこだ。しばらく探すと全く別の場所に俺の自転車はあった。
風か何かで倒れたか?と気にせず通学。その後、昨日と同じように自転車を停め帰宅。その日の夜再び事件は起きた。
夜出かけるために自転車置き場に向かうと、今朝同様別の自転車が置いてあり俺の自転車は別の場所にある。おかしいだろこれ。絶対わざと動かしている。
犯人の目星はだいたいついていた。同じマンションに住む顔面ブルドッグデブババアだ。自転車に乗っているのを見たことがある。やることは一つ、復讐だ。
手始めに出かける前にババアの自転車をまったく別のところに動かしておいた。同じ気持ちを味わえるはずだ。自業自得ってやつだ。帰宅後自分の自転車はババアの自転車があったところに停めた。
次の日も通学し帰宅するとババアのお気に入りポジションに自転車があった。出かけてないのだろうと思い「人の自転車を勝手に動かすな」と貼り紙をしておいた。これで動かしたら本物のキチガイだろう。
その夜のことだ。ババアがアクションを起こした。旦那を連れてうちに来たのな。来たか!と思ったがそもそもなんで俺のことがわかった上に部屋までわかったんだこいつら。
謝罪してくれるのかと思ったがババアの攻撃が始まった。本物のキチガイどころの話ではない。
ババア曰く「勝手に紙を貼るな」「直接言え」「私は足が悪い」「元々私があそこに停めていた」
俺は「誰がやってるかわからないからどうしようもない」「停める場所は決まってない」「そもそもわざわざ動かす方が手間だろ」と反論。
しかしデブババア、やはり体型の通り態度もでかく折れない。足は折れてそうなのに。
めんどくさくなって「こっちは別の場所に停めてやるからもう好きにしてくれ」と追っ払ったらニッコニコして帰っていった。満腹中枢でも満たされたんか?
その後親父に伝えたところ「デブは自分のことしか考えてない」「今から怒鳴りに行く」「どうせ頭がおかしいやつだろ」と返ってきた。その通りだ。ちなみに怒鳴りに行くのは止めた。
キチガイには下手に出ず強気で対抗すること、デブでババアはろくな奴がいない、世の中頭がおかしいやつがいることを学べたいい機会だった。
みんなもキチガイには注意するか徹底的に対抗しよう!妥協はつけあがらせるだけだ。